初めまして。元中学校数学教師のよっしーです。
このページでは、僕がどうして教師を辞めたのか、このブログでどういった内容を発信したいのか、僕のプロフィールを書いていきます。
プロフィール
1993年生まれ、秋田県出身。
小学校3年生の時に交通事故にあいました。
それをきっかけにそろばん教室に通うことになります。
そろばん教室の先生との出会いをきっかけに、「人の成長に寄り添うことがしたい!」と考え始めました。
数学が得意なこともあり、中学生の時に「学校の先生」になることを決意します。
高校卒業後、大学進学のため都内で一人暮らしをスタートしました。
教員採用試験に合格し、大学卒業後は小さい頃の夢だった中学校数学教師になりました。
素敵な生徒たちに囲まれ、充実した教師生活を過ごします。
2023年3月に夢だった教師生活に幕を下ろしました。
今は、非常勤講師をして生計を立てながら、ブログやSNSで情報発信をしています。
性格は、ノミの心臓、ガラスのハート、豆腐メンタルがそろった臆病者です。
趣味は読書、ランニング、ギター、料理、旅行…など多岐にわたります。
あんなに大好きだった教師を辞めた理由
中学生の頃から教師になることを志し、実際に夢を叶えました。
素敵な子どもたち、素晴らしい先生方に囲まれて本当に充実した教師生活を過ごしました。
そんな教師生活に6年で幕を下ろすことを決意したのです。
どうしてあんなに大好きだった教師を辞めたのか、理由は様々あります。
・仕事量の多さ
・新しいことに挑戦できない歯痒さ
・憧れの先輩や管理職がいなかった
・勤務時間を自分でコントロールしづらい
・教師である自分自身に確信が持てなくなった
仕事量の多さ
教師の仕事は多岐にわたります。
教科指導、生活指導、委員会指導、部活動指導、成績処理、保護者との連絡、授業準備、学校行事の運営、地域行事の参加、事務作業…etc
パッと思いつくだけでもこれだけの仕事があります。
すでに教師が抱えられる仕事量はオーバーしているはずなのに、新しい仕事がこれでもかと増えているのです。
もうバケツは満杯になってあふれ出しているのに、さらに水を注いでいるのが今の教育現場かもしれません。
優先順位をつけて業務の効率化も図りましたが、定時で仕事が終わることはほとんどありませんでした。
特に部活動指導は勤務時間外に(土日祝日含む)行う活動なので休みが取れないときもあります。
40日連続で休みなく働いたこともあります。
あまりにも仕事量が多いのでいかに効率よく進められるかを考えて改善を繰り返しました。
いろいろ工夫をしたおかげでスムーズに業務を終わらせることができるようになったのです。
しかし、段々「早く仕事を終わらせること」が目標になっている自分がいることに気づきました。
「何のために?」この活動をするのかに意識が向かなくなっていたのです。
惰性で日々の業務をこなしている自分に少しづつ嫌気がさしてきました。
新しいことに挑戦できない歯痒さ
公立学校の教師は「地方公務員」にあたるので副業は禁止されています。
今の時代は、個人で新しい仕事にどんどん挑戦できるようになりました。
しかし立場上、新しいことに挑戦できないことに対して歯痒さを感じたのです。
憧れの先輩や管理職がいなかった
職場での人間関係は悪くなかったです。6年間で本当に多くの先生方にお世話になりました。
ただ、先輩の先生方や管理職を見ていると忙しさのためか、ため息をついている人が多かったです。
中には、教員の働き方に対して愚痴や不満をこぼすだけの人もいました。
少し嫌な言い方かもしれませんが、「傷の舐め合いばかりをして自分自身を変えようとしない人」の会話を聞くのが嫌だったのです。
このような環境にいても成長できないのではないか?このままここにいても先輩のようにため息をついてしまうかもしれない、そんな不安を抱えていました。
勤務時間を自分でコントロールしづらい
教師をやっていて一番嫌だった部分かもしれません。
勤務後に友達と会う約束をしていても、急な約束が入ってしまい当日に約束をキャンセルせざるを得ないときがありました。
また、公立学校の教師には給特法という法律が適応されています。
給特法は、月給の4%を上乗せする代わりに残業代を支給しないという法律です。
給特法の特性上、教師の働き方は「定額働かせ放題」と言われることもあります。
残業代を支給しない以上、勤務時間を管理する必要はないです。
どれだけ頑張って残業しても「自発的にやっただけ」とみなされてしまいます。
残業ありきの職場では、どことなく「残業するのが当たり前」という空気が流れます。
僕はできるかぎり周りの目を気にせず退勤するようにしていました。
しかし、急に問題が発生するとどうしても職場に残らざるを得ないときもあったのです。
もし将来家庭を持ったときに、家庭と学校を天秤にかけるようなことはしたくないと思いました。
教師である自分自身に確信が持てなくなった
様々な理由はあるのですが、自分自身に確信が持てなくなったというのが大きいです。
・仕事量を言い訳にして子どもと丁寧に向き合えない
・楽をすることを考えてしまい目的を見失ってしまう
・将来の展望が持てないまま何となく働いている
このままの働き方を続けていて自分が得られるものは何だろう?とずっと考えていました。
もちろん、教師をやっていて嬉しい瞬間はたくさんあったのです。
ただ、「このまま教師しかできないのは嫌だ」と思い、教師生活に幕を下ろすことを決意しました。
教師以外にやりたいことはなかった
2023年3月に教師を辞めました。
2023年4月からは、非常勤講師をしながらWEBライター、ブログ運営などの副業に挑戦しました。
しかし、副業はまるで長続きしなかったのです。
それもそのはず。中学生の頃から教師になることを夢見てがんばってきたために、「教師以外にやりたいことなんてなかった」のです。
教育の世界に片足は突っ込もうと思い、非常勤講師になりました。
しかし、正規教員と非常勤講師のギャップに苦しむこともあったのです。
・正規教員:教員採用試験に合格した人がなれる。教科指導のほか、学級担任、部活動指導、学校行事の運営等にも関わる。
・非常勤講師:教員採用試験に合格しなくてもなれる。主な仕事は教科指導のみ。テスト作成や成績処理を行うこともある。
正規教員から非常勤講師になってメリット、デメリットを感じました。
メリット | デメリット |
---|---|
仕事は授業のみ 副業ができる 時間をコントロールしやすい 休みが多い | 子どもとの距離が遠い 先生方とのコミュニケーションが取りづらい 給料が少ない 雇用が不安定(1年契約) |
ここでは詳しくは触れませんが、子どもとの距離が遠くなってしまったのは想像以上にショックでした。
前までは、授業、休み時間、給食、部活動など様々な場面で子どもの様子を見ていたのに、今は授業でしか子どもと関わっていません。
正規教員を辞めて改めて自分は教師という仕事が好きなんだなあと実感させられました。
また、せっかく努力してなった教師を辞めてしまったという事実も自分自身を苦しめました。
初めはゆとりがあって良かったのですが、少しづつ憂鬱になってしまいました。
自己理解プログラムとの出会い
いざ教師を辞めて非常勤講師になったものの、副業を長続きしない。
そんなときに、過去に読んだ本を思い出しました。
自分の本当にやりたいことは何だろう?ぼんやりと思い読んだのですが、当時はただ本を流し読んだだけであまり得られるものはなかったのです。
そんな中、著者である八木仁平さんが「自己理解プログラム」という3ヶ月のコーチングプログラムを開発しているのを知りました。
「教師以外にやりたいことなんてない」そんなふうに考えていたのですが、3ヶ月じっくりと自分自身と向き合ってみようと思い「自己理解プログラム」に参加したのです。
教師を捨てた当時の自分はからっぽで、何かにすがる思いだったかもしれません。
「自己理解プログラム」は、「大事」「得意」「好き」の3つを言語化し、本当にやりたいことを公式に沿って論理的に導くことができます。
一生夢中になるために、本当にやりたいこと探しを終わらせたい人に強くおすすめします。
誰もが自分の気持ちに正直になってほしい
「自己理解プログラム」は僕にとっては本当に貴重な時間になりました。
教師以外にやりたいことなんて何もないと思っていたのですが、そんなことはなかったです。
むしろ、なぜ教師になりたかったのか、そこにヒントがあったのかもしれません。
教師になりたての頃はこんなことを考えていました。
残念ながら子どもは学校はある程度選べても先生は選べない。僕に会ってくれた生徒には「よっしー先生に会えてよかった!」と言わせたいなあ
僕が教師になったときに特に意識していたのは、「子どもの本音を引き出すこと」です。
友達の目、先生の目、親の目、世間の目…中学生の多感な時期はどうしても周りの視線が気になってしまうものです。
そんな中でも、僕の前では本音を出せるようになってほしい、そんな思いで生徒一人一人と向き合ってきました。
僕にとって大切だったことは、「自分の気持ちに正直でいること」だったのです。
僕たちは自分で様々なことを選択しているように見えて、実はできていないのかもしれません。
それは無意識のうちに世間的価値観を気にしてしまっているためです。
このブログでは、そんな自分の気持ちに蓋をしてしまっている人を少しでも減らすために情報発信をしていきます。
誰もが自分の気持ちに正直になり、他人を思いやれる世界。
これが僕にとっての理想です。
自分に正直になることで初めて、他人にも優しくすることができます。
一人でも多くそんな人が増えることを願って発信していきます。
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