幸せの正体は何なんだろう?
こんにちは。
「誰もが自分の気持ちに正直になり、他人を思いやれる世界」
をつくるために情報発信をしているよっしーです。
今回は、「幸せの正体」についてこちらの書籍を参考に書かせていただきます。
幸せとは、3つの脳内物質が出ている状態
幸せとは、3つの脳内物質が出ている状態をいいます。
これらの脳内物質が分泌されているとき、人は幸せを感じるのです。
幸せには優先順位がある
「心と身体の健康」「つながり・愛」「成功・お金」これらがすべて手に入ったら確かに幸せですね。
この3つを手に入れるのは難しいです。
さらに、3つの幸せには優先順位があることを忘れてはいけません。
セロトニン(心と身体の健康)→オキシトシン(つながり・愛)→ドーパミン(成功・お金)
この順番を間違えると、幸せになるどころか不幸になってしまいます。
誰よりもお金持ちだけれども寝たきり…こんな状態を幸せとは言えないですよね。
最優先すべきは心と身体の健康(セロトニン)になります。
セロトニン的幸福を手にいれる
睡眠・運動・朝散歩
セロトニン神経を活性化させ、セロトニンを分泌させる方法は3つです。
起床後1時間以内に、15〜30分程度の散歩をすることで「朝日を浴びる」「リズム運動」の両方をクリアできます。
散歩の後、よく噛んで朝食を食べることで「咀嚼」効果も加わります。
さらにセロトニンは活性化し、「体内時計のリセット」にもより効果的です。
セロトニンがしっかり分泌されるためには、脳と身体が整っていることが必須です。
睡眠不足、運動不足には気をつけましょう。
気づく
セロトニン的幸福とは、「BEの幸福」、つまり「そこにある幸福」です。
今日も青空で気持ちいいなあ…
こんなことをつぶやいた覚えはありますか?
現代人は、忙しく青空を見ている余裕もありません。
スマホしながら歩いている。家事や子育てに忙しく外に出る余裕もない。
それは、とてももったいないことです。
普段から、小さな幸せに「気づく」トレーニングをしましょう。
「今」にフォーカスする
「過去」と「未来」にとらわれて、自ら「不幸せ」になっていませんか?
・「どうしてあの時あんなことをしてしまったんだろう」
・「これをやって失敗したらどうしよう」
過去から「後悔」が生まれ、未来から「不安」を作り出してしまいます。
「今」にフォーカスできれば、「後悔」や「不安」はなくなり、「今、この瞬間に生きている自分」と向き合うだけです。
「今できること」をやっていきましょう。
「今、楽しい」を積み上げるためには小さな幸せを感じることが大切です。
あなたの周りに小さな幸せはありませんか?
・甘いものを食べている瞬間
・青空が綺麗だったとき
・道端に綺麗な花が咲いている
・家族と一緒にいる時間
・布団に入って寝る瞬間
・お風呂にゆっくり浸かる
・友達と会話をしているとき
・人から感謝されたとき
今日良かった小さなことを見つけましょう。
今ある幸せを実感しましょう。
「今」にフォーカスすることで幸せになれます。
3行ポジティブ日記を書く
こう言っても、「楽しいことなどない」と言う人もいるでしょう。
しかし、日本という国において健康で文化的な生活をしている人であれば、「楽しいことがゼロ」ということはありえないのです。
1日の出来事のうち「楽しい」と「苦しい」は半分半分
「楽しい」1日になるか、「苦しい」1日になるか。
これは、「幸せ収集能力」のちがいによるものです。
幸せになるためには、「幸せ収集能力」を高めましょう。
寝る前15分以内、できれば出る直前に、「今日あった楽しい出来事」を3つ書きましょう。
3行ポジティブ日記の根拠は次の3つです。
1.幸福心理学の研究結果が出ている
2.寝る前15分は最も記憶に残る
3.終わりよければ全てよし
3行ポジティブ日記を書いて「幸せ収集能力」を高めましょう。
オキシトシン的幸福を手にいれる
つながる
オキシトシンが分泌されるために必要なのは、「つながり」を感じることです。
つながりを感じてオキシトシンを分泌する方法は、主に4つあります。
1.スキンシップ
2.友情、仲間との交流
3.親切、感謝
4.ペットとの交流
スキンシップ
パートナーとの交流(ハグ、キス、手をつなぐ、性交)、親子の交流、赤ちゃんを抱っこしたり、なでなでしたりする。
オキシトシンを最も簡単に出す方法は、「スキンシップ」であることを覚えておきましょう。
友情、仲間との交流
スキンシップがなかったとしても、アイコンタクトや会話など、心の通った交流によってもオキシトシンは出ます。
人と人とのポジティブな「交流」によって、オキシトシンが出ると覚えておきましょう。
親切、感謝
オキシトシンは、別名「親切のホルモン」と呼ばれます。
人が他者に何か「親切」な行為をしたとき、「親切をした人」「親切にされた人」の両方に、オキシトシンが分泌されるのです。
ペットとの交流
スキンシップや交流によるオキシトシンの分泌は、「人間」に限ったものではなく、犬や猫などのペット、動物との交流でも得られます。
孤独を解消する
孤独による病気の死亡率などを調べると、孤独は喫煙に匹敵するほど健康に悪いという結果が出ています。
孤独を解消するやり方は次の5つです。
1.つながりを自ら構築する
2.友達より、仲間を作る
3.リアルで交流する
つながりを自ら構築する
人と「つながる」には労力が必要です。
なんとなく毎日暮らしていて、偶然、誰か素晴らしい人と出会うことはありません。
人とつながるために、自分から行動、活動する。人とつながる、深める意識が重要です。
友達より、仲間を作る
友達は「友情」でつながった関係ですが、仲間は「共通の目的」でつながった関係です。
仲間を作るために重要なのは、なにがしかのコミュニティ(グループ、団体)に所属すること。
コミュニティに入り、まずは仲間を増やし、そこから「友達」を見つけていきましょう。
リアルで交流する
コロナ禍によって、テレワークが広がってきた今、ネットを通してのコミュニケーションが広がっています。
オンラインのコミュニケーションが増えているからこそ、リアルコミュニケーションを意識しましょう。
オンラインのコミュニケーションは、リアルコミュニケーションには勝てません。
実際に会って話す安心感、信頼感のほうが、絶大な「癒しの効果」があるのです。
人間関係を整える
オキシトシンは「共感」「信頼」「寄り添い」で分泌される。
つまり、「共感」「信頼」「寄り添い」が得られる人間関係を構築すれば、オキシトシン的幸福は自然に得られるのです。
人間関係は、勝手に生まれて、勝手に育つものではありません。
自分から行動し、相手を気づかい、思いやる。人間関係を育てる努力をしていかないと、そう簡単に作れるものではないのです。
だからこそ、「人間関係」や「コミュニケーション」について深く勉強しましょう。
親切にする
オキシトシンは別名「親切の物質」とも呼ばれます。
とはいえ、「人に親切にする」というのは、意外に難しいものです。
なんとなく生きていると、結局自分のことで一杯一杯になってしまい、人に親切にする余裕がないのです。
だからこそ、「1日3回、人に親切にする」というのを意識しましょう。
・電車でお年寄りに席をゆずる
・道に迷っている人がいたら教えてあげる
・会社で同僚にエクセルの使い方を教えてあげる
・家事を積極的に手伝ってみる
小さな親切を積み重ねていきましょう。
ドーパミンは2つの顔をもっている
「あなたにとっての幸せはなんですか?」
この問いに対して、「仕事の成功」「社会的成功」「お金」などのドーパミン的幸福をあげる人も多いでしょう。
しかし、ここでひとつ注意があります。
「ドーパミン」=「幸福」と考えるのは危険です!
ドーパミンは「もっともっと」の物質です。
ドーパミンには、「幸福物質」という光の側面と、「依存症の原因物質」という闇の側面があります。
光の側面 | 闇の側面 |
---|---|
幸福物質 自己成長 達成感 | 依存症の原因物質 自己破綻 渇望感 |
「ドーパミンとうまく付き合う」ことが、人生で成功するか失敗するかの分かれ目であり、幸せになれるかどうかの分かれ目でもあります。
ドーパミン的幸福を手にいれる
制限する
ドーパミン的幸福は劣化しやすいです。
では、ドーパミン的幸福を長く楽しむためにはどうすればいいでしょうか?その答えは「制限する」ことにあります。
カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学のエリザベス・ダン博士による研究結果があります。
①最初の1週間、2つのグループにチョコレートを食べてもらう。
②次の1週間、「グループAはチョコを食べることを禁止する」「グループBは好きなだけ食べるよう指示する」
③1週間後、2つのグループに再びチョコを食べてもらい、「楽しい」感情のレベルを調べる。
さて、どちらのほうが「楽しい」感情のレベルが高かったのでしょうか?
好きなだけ食べていたグループBでは、前の週よりも明らかにチョコを食べる楽しみが減っていました。
チョコが禁止されていたグループAは、前よりも「楽しい」と感じていたのです。
ドーパミンは、僕たちに「もっともっと」という「欲求」を求めてきます。
「もっともっと」の歯止めがきかなくなり、自分の意志でコントロールできなくなった状態が「依存症」です。
「制限する」ことで「楽しい」を感じとる能力が復活し、幸福度、満足度がアップします。
毎日の自己成長を味わう
自己成長というと、どんなイメージがありますか?
「何か一生懸命努力して、大きなことを成し遂げなければならない」
こんな風に考える人もいるかもしれません。
人は毎日、自己成長している
実際のところ、自己成長は毎日起きています。
・本を読んで新しい知識を得た
・仕事が少しだけ早くできるようになった
・5分だけ朝早く起きた
大切なのは、毎日の「プチ成長」を意識することです。
仕事、スポーツ、勉強、趣味、習い事。
「成長している自分」が見えると楽しくなり「もっと頑張ろう!」と思います。
「つらい」「たいへん」に注目してしまうと、モチベーションが下がってしまうのです。
同じ努力をしていても、考え方ひとつで「幸せになる人」と「幸せになれない人」に分かれます。
コンフォートゾーンを出る
僕たちはコンフォートゾーン(快適領域)の中に住んでいます。
コンフォートゾーンとは、僕たちが行動する領域、場所、地域。いつも僕たちが会っている人たちです。その中で生活すると安心します。
会社の仕事も、昨日と同じ仕事をやればまちがいや失敗は少なくなります。
やったことのない仕事を任されると、新しいことを覚えなければいけないし、精神的にも負担になるのです。
しかし、コンフォートゾーンを出ることで「自己成長」につながります。
昨日できなかったことができるようになる(自己成長)ために、コンフォートゾーンを出よう。
幸せの正体 まとめ
今回は、「幸せの正体」というテーマで書かせていただきました。
セロトニン(心と身体の健康)→オキシトシン(つながり・愛)→ドーパミン(成功・お金)
幸せの正体である、3つの幸福ホルモン。
そして、3つの順番。
より良い人生をつくるために自分のできることから実践していきましょう。
詳しい内容は書籍を読んでみてくださいね!
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